テレビの信頼性は豊洲新市場の柱みたいに傾かないの?
豊洲新市場の問題で大揺れの東京都ですが、これに関してテレビの信頼性に改めて疑問を感じる問題が。
以前フジテレビで放送した、豊洲新市場の柱が傾いてる写真について、局側が「柱が傾いて見えるように強調するよう」編集していたのだとか。
テレビは信頼できるの?なんで信頼できるの?
インターネットの信憑性が問題になることがあります。
「嘘を嘘と見抜けないと(掲示板を使うのは)難しい」とおっしゃった巨大掲示板の管理人もいらっしゃいます。
Wikipediaも論文などで論拠にすると信憑性がないと怒られるそうです。
そりゃそうですよね、誰が発信してるか分かったもんじゃないんですから。
その情報が正しいかどうかなんて、誰にも判断できません。
でも、それ言ったらテレビも同じじゃないの、って思うんですけどどうですかね。
情報の信頼性というのは、
「情報の発信者の顔と名前を知っていて、嘘だったら文句を言ったり責任を追求することができる」場合とか、
「大勢の人間に認知、検証されて認められている事実である」場合などに保証されるものだと思います。
インターネットは匿名性が高い、っていいますけど、テレビだってそうなんじゃないんですかね。
出て来るキャスターやタレントは、台本に書いてることを読むだけ。
その人たちを責めたってしょうがないわけですし。
仮に番組のプロデューサーとか偉い人が責任を負う、って言っても、我々には追求なんてできないじゃないですか。
結局、誰がどこから仕入れてきたか分からない情報を、映像とムード重視のナレーションとBGMであたかも真実のように垂れ流されて
「へ〜、そうなのね〜」
と見させてられているだけ。
テレビの「信頼性」って、どこが、何が、保証してくれるのでしょう?
嘘つかれたらこれから信じることも難しいっす
これが実際の知り合いがやったことだったら嫌ですよね。
例えば、僕が引っ越そうとしていてある物件に目星を付けたとして。
友だちが、引越し先の物件の写真を撮って送ってくれた、と。
写真を見ると、なんとなくその建物、傾いているように見える。
「この建物、あぶねえな・・・」
そう思っていたら、実はその写真はなぜか
「建物が傾いて見えるように加工してあった」
としたら。
なんでそんなことをするのか分からないけど、もうその友だちが言うこと、全部怪しくなってきますよね。
何か理由があってそうしたのであればそれを明確に説明してくれたらまだいいですけど、理由も明らかにされないのであればなおさら。
「あれが美味しかった」とか
「これが面白かった」とか言われても。
「こいつの言うことは当てにならない。どこかしら嘘が含まれている可能性がある」
と思っちゃうわけですから。
テレビもそうで、
「豊洲新市場、柱傾いてるよ!」
って大々的に言ってきたのが、
「実は傾いて見えるようにちょっと加工してたよ」
っていうんですから、その他の情報も全部「何かある」んじゃないかと感じてしまうんです。
もちろん、「バラエティ番組」ならまだ分かるんですけど、
「新報道2001」!!
なんて番組でやられちゃあねえ。
報道って何よ、って気分になります。
話半分で聞きます
まあ、そもそもこのやり場のない怒りは、テレビの情報を鵜呑みにしてしまった自分自身にも向けられているもので。
柱が傾いている写真を見て、
「ああ〜、豊洲新市場の柱傾いてるの?なんだか計画から施工からほんとにずさんだねぇ〜」
なんて分かったようなフリして気取って思っちゃった自分がバカだったんです。
どこの誰が何の意図で出してきたか分からない写真見て、「ダメじゃん(苦笑)」ってなってた自分に(苦笑)です。
赤っ恥をかかされた気分です。
これからテレビの言うことは話半分に聞くことにします。